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… キョトン
「・・・・」
… ぁ
…ぇ?たっ君?…
… こんな最悪な時に現れたのは
いま私の目の前に居る リーダーと
同じくらい怒りに満ちた表情の
たっ君で …
私が知らないその恐い顔のたっ君は?
私の方を見る事もなく前に進み …
… スタスタ
… ギロ
「 おはようございます 」
私を隠す様に?私の前で止まって? …
まだ恐いままのリーダと向かい合い …
なので …
たっくんの止まった その位置じゃ …
思いっきり2対1に?
なってしまったリーダーは …
… ぶすぅ~
『 … は! な … に!
いきなり入ってくんの! 』
そう謂われたたっ君はそれには?
答えずに? …
なので …
そうなると私はたっ君の後ろで …
でも … 恐いたっ君の顔も 見て
しまったばかりなので …
で そのたっ君がなにを怒っている?
のかもまだ 分からないし …
リーダーも起こったままだし …
それで …
私は たっ君がそんな感じで現れ
私の前に立ったので …
それだと …
それまで私に向けられてた
リーダーの怒った顔が見えなく
なったから …
私 …
いま の 私のこの状況 …
よりも?… 原因になった?
この数日の … 自分の行動 …
思い返すことができて … なので …
先日のあの行動も思い出して …
あの日 たっ君をかばうつもりで …
私がしてしまったあの見苦しい行動 …
… そこに居ない
人の事あれこれ言うなんて …
… そんな事 考え足らずな
姑息な手段だったのかもしれない …
… って …
だから …
こんな罰が当たったの?かなって …
情けなくなり … 恥ずかしくて …
顔を上げられないまま …
動けないまま … で …
でも …
私の前には …
たっ君の背中があって …
それが壁のようになり …
リーダーからは
それでもう私は見えなくて …
… だから 私はここに居るのに
この二人からは見えなくなって …
"… 私 自分で自分を反省する時間
たっくんのおかげで もらえてて …”
そうして … たっ君は私を隠すと …
自分の言いたい事?を謂い始め …
… ぼそ
「 … ボヤが
あったんですか?」
… ぶすぅ
『 … そう!
チーフから
報告!あったの! 』
そんな二人の声は …
もちろん私に聞こえてて …
たっ君はゆっくりな … で …
リーダーは 早口な大声で
イライラな … で …
そんな声の感じから …
たっくんの後ろ に …
隠された私にもそれは分かるので …
… 反省中の私は 顔が熱くなり …
呼吸が浅くなり …
静かにしているしかなくて …
私の下げてる手は震えてて …
「 … え?
報告が? 」
『 ふ! … そうよ!
彼女が往った時には
もう段ボールが
ヒータの上にで
火事になりかけた
って! 』
「 … そうですか
で? それは本社に
報告したんですか? 」
『 は? 本社に報告?
そんな事できる
はずないでしょ!
そんな事したら
どうなるか
わかってるの! 』
「 … はい
分かってます 」
『 … や! うざ!
なに!偉そうに! 』
「 ふぅ …
" 本当に ” ボヤが
あった!のなら!…
本社に報告 …
しなければ …
ですよね! …
本社から …
どの様に対応
しなければならない
のかも …
訊かなければだし …
まだなら! …
ボクの方からの
報告になりますが …」
『 … は?
なんであんたが?
ゼンゼン
分かんない …
なんで …
出てくんの? … 』
" … ドク!
… ドクドク ”
… そうだよね … たっ君?
なんでそんな事 …
それに …
これ本社に報告したら …
私 … やっぱり …
処分 … されるのかな …
"… ガタガタガタ
… ガタガタ ”
…!
「・・・・」
… 私はたっ君の後ろで
立たされたままだけど …
歯が … 勝手に動き出し …
カラダが 震えてきて …
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