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この日は来月のシフトが出る日で …
私もバックヤードでPCをのぞき込み
それを確認してたのですが …
そこへ通りかかった …
たっ君が 私の背後から
私を包み込むように?
一緒に PCをのぞき込んだので …
私には たっ君の温もりが伝わり …
それでほっこり と 気がねけて …
… なので ボソッ と 思わず
ほかの人に聞こえない様な小声で …
… グチㇼ
「 … ん? ぅえ~
ほら また私? どうして
月曜金曜の早番なんだろ …」
… キョトン
「 … ぉ どした?」
… ぅん
「 … え? ぅ ん …
ちょぃ落ち込み で …
私また 釣銭 の 両替 …
来月もゼンブ 私だよ …
ほら シフト表 視て … 」
…!
「 ほんとじゃん!
ゼンゼン気づかなかった!
決まる前に
言えばいいのに …
分かった! 次のそれ
俺が往くからいいよ!
おまえは …
普通に両替早番時間に
店に … 入ればいいからな!」
… そう謂って …
たっ君は私をバックハグしたまま …
… PCをのぞき込んでるから …
たっ君の前で かがんでる
その私の頭の上に顎を乗せ …
" コツン!コツン! ” って …
しゃべるたびに 私を安心 させ
るように? 顎を軽くぶつけて …
合図? してて …
なので …
… きゅん!
… ホっ!
「 … ありがと
実は銀行でいつも迷って …
まだ1年目だし …
10円も50円も100円も
500円も … ふぅ~!
千円札も 5千円札も …
なにを どれくらい?
揃えれば?
良いのか? だって?
自信なくて私 …
結構これ …
ストレスで …」
" コツン!コツン! ”
… ウンウン
「 … だよな!
それに これ!
バッグも下がるほど!
運ぶのだってめっちゃ!
棒金たち 重い しな!
なんで? おまえだけに
毎回 往かせんだろ …
なあ … そだ これも?
あの!
" 平等好き “ リーダー …
… だよな
なのにこんな? てか!
だよな!これこそ!
負担が大きいんだから!
" 平等にしろよ な~!“
シフト決めもさぁ …」
… じぃ~ん
… ドキドキドキ
… キョロㇼ?
「 ぅうん …
私が新人だから?
でも … 毎回そのために
出勤 早出 だし …
知って た? それで
両替機 混むから
早出したって! 手当も
なにもつかないんだよ …
その時間 毎回!
無給だよ!ただでさえ
薄給なのに …」
" コツン!コツン! ”
… ウンウン
「 … そうだよな
おまえ大人しいから …
なんでも
押し付けられんじゃね?
俺はそんなんなかったし …
" ふぅ----!” ま!
この次もそんなんか?
シフト表出来たら
一緒にチェックしような!
続くようなら …
一緒に行くから
なんでも平等な!
リーダーに 謂おうな!」
… じぃ~ん
… ぅるぅる~
「 … ぅん 」
… ぁ これたっ君の鼻息?…
" ふぅ----!” って …
… あった か ぃ …
… ドㇰん! ドキドキドキ …
… ㇰルッ!
… ペコリ
「 … ありがと 」
… そうなんです
いまはキャッシュレス傾向で …
で … その種類も多くて …
だから この店のレジ周りには
それらに対応する 端末 も
たくさん 並んで て …
だから …
どれがどれを使うのかも …
覚えるのも大変なくらいですが …
それでも やはり
" 現金派 ” の
お客様もいらっしゃるので …
この店の 月曜日と金曜日の 早番は
土日は 皆 銀行へ行けないので
その分のつり銭もでたくさん …
出勤前に その釣銭のため の
両替をしてくる " 事 ” が
必要 なのですが …
それは新人の私には最悪で …
出勤前 銀行へ 直行 なので …
" 自分のお金 立て替えで 両替 “
… する ん で す …
なので …
銀行に行く その分 それよう に …
早く 家を出る だけでなく …
必要になるその " お金たち “ も
たくさん自分で " 用意 ” しなければ
ならなくて …
でも …
私だって 現金派じゃ ないし …
しかも 新人で薄給! なので …
お金もたくさん持ってないし …
その前日には 帰り際にATMに行かな
ければ … で …
それに たとえば …
金曜日は …
月曜日までの分なので …
100円×50枚 の棒金が 10本
10円×50枚 の棒金が 8本
50円×50枚 の棒金が 4本
500円×50枚 の棒金が 4本 …
で …
月曜日は なるべく1週間分です
なので …
いまはキャッシュレスがすすんで …
な はずでも …
こんなにずっしㇼ で …
これ …
この役も重いし バッグも重いし …
それに
1000円札 5000円札の束たち …
も なので …
そのためのお金たちを " 用意 ”
するのも 週2だと 実に大変で …
なのに …
新人研修が終わったとたん?
それからは毎回!
私のシフトは …
月曜日と金曜日の早番は絶対 で …
その 両替分の私のお金は?
とっとかないと! なので …
自分のなのに自分では使えないお金で
ただ 動かすだけ の に なってて …
薄給なのに これ 辛いです …
でも …
そんな役 の 日! なのに …
祝日とかにつく 赤文字ではなくて
普通の 平日勤務 … のように
記されてるので …
多分 誰にも …
こんな私の 大変 は …
気づいてもらえなくて …
でもさっき
たっ君が言ってくれた ように?
ゼンゼン 平等には 思えないし …
私だって溜まりに溜まったストレス
だったんです …
なの で …
だれかの悪口のつもりでもなく …
たっ君の … カノジョさんになった !!
私は それが分かる! 同じ 仕事を
しているたっ君に つい 愚痴って
しまったのです …
そんな で …
私は困った事も …
なので 愚痴も …
なんでもたっ君に話すようになり …
それは私がたっ君のカノジョさんで
だから " 何でも話せる仲 “ な!
授かった !! " 特権 “ ? で …
なんて …
… 分かってくれる人ができて
うれしくて …
でもそれは …
たんなる " 甘え “ で?
だから? たっ君 を …
暴走? させてしまう きっかけ?
… でしか なかった? のかな …
このときも これで終わったので
ゼンゼン分からなかった けれど …
たっ君がそうなったの …
やっぱり … 私のせいなのかな …
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