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僕が初めて恐怖体験をしたのは、僕が大学に入学してまだ半年も経っていない時だった。
入学当時から仲良くしていた友人が交通事故で死んだ。
慶太という名前の友人である。
突然の事故死。もちろん、仲良くしていた僕のところにはすぐに連絡が来た。相手方の親御さんは電話越しに、『慶太の親友である貴方には、真っ先に伝えたかった』と涙ながらに話されたのを覚えている。
そう、僕と慶太は親友だった…いや、親友だと思われていたと言うべきか。
僕はなかなかものをハッキリと言えるような人間ではなく、いつも慶太のペースに呑まれる事が多かった。
慶太とは、たまたま入学式の時に隣りに座っていたところを話しかけられて、喋ってるうちに自然と友達になった。
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