第八段

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第八段

慶び奏するこそ、をかしけれ うしろをまかせて、御前の方に向かひて立てるを、拝し、舞踏し、さわぐよ 昇進のお礼を帝に申し上げることは、とーってもイケてるわよね 下襲(したがさね)の裾なんかを長めに引っ張り出して、帝のほうを向いて立ってるのがね 拝礼の時、舞い踊るような所作をするのも、なんだかときめいてしまうのよ
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