第十四段 淵は

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第十四段 淵は

淵は、かしこ淵、いかなる底の心を見えて、さる名をつけけんと、いとをかし ないりその淵、誰にいかなる人の教へしならん 青色の淵こそまたをかしけれ 蔵人などの具にしつべくて いな淵 かくれの淵 淵といえば、かしこ淵でしょうか 恐れ多い淵だなんて、どんな深層心理なんでしょう 深すぎる名前で空恐ろしいけど、そこが面白いんでしょうねえ ないりその淵なんていう名前は、誰にどんな人が教えたのか、謎でしかありませんが 青色の淵ですか これはとっても素敵💓 蔵人なんかの衣装にしつらえることが出来そうでしょう? それからあとは、いな淵とか、かくれ淵ですね
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