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この2つをスカイが組み合わせて書いてくれたの…?
一緒に文字を書いたあの時に…?
嬉しくて、嬉しくて、その紙を握りしめて泣いた。
そして、もしかしたらとフォルダのパスワードにその言葉を入力してみた。
『アイリス愛してる』――OK。
するとロックが解除され、フォルダの中身が現れた。
中に入っていたのは、消えたと思っていた二人の写真と動画だった。
スクロールしていくと、それだけじゃないことに気がついた。
「これって…昔の写真もある?」
画像を開いていくと、小さい頃から今に至るまでの私の写真が保管されていた。
データを移した後、消したはずの写真もあった。
スカイが撮ったらしい私の寝顔まで…。
「…いつの間に撮ってたんだろう」
ひとつひとつを見ては涙がこぼれた。
スカイは私をずっと見守ってくれていたのね。
愛してくれていたのね…。
「ありがとう、スカイ…。私も愛してる」
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