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「こちらに座ってください」
リリシャは男を椅子に座らせる。
男は首をかしげる素振りをした。
「さてと、いつから頭痛に悩まされていますか?」
「いつからと言われてもですね...... 森にキャンプに行った時からです」
「行ったのはいつですか?」
「一週間前だが......」
「そうですか、ではロクシーヌという言葉を知っていますか?」
「なぜその言葉を知っている!」
「これでも筆頭の宮廷薬師ですから」
ロクシーヌ。
それは女神の結界を破るためのキーワードの一つであり、人物の名前でもある。
「さ、第一王子殿下、いえ王太子、とりあえず私の言うことを聞いてください」
途端に男の顔が歪む。
それは驚きの物だった。
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昨日の更新サボった星音です。
すみません。
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