第二章 スタリンティアの花の隣

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「こちらに座ってください」 リリシャは男を椅子に座らせる。 男は首をかしげる素振りをした。 「さてと、いつから頭痛に悩まされていますか?」 「いつからと言われてもですね...... 森にキャンプに行った時からです」 「行ったのはいつですか?」 「一週間前だが......」 「そうですか、ではロクシーヌという言葉を知っていますか?」 「なぜその言葉を知っている!」 「これでも筆頭の宮廷薬師ですから」 ロクシーヌ。 それは女神の結界を破るためのキーワードの一つであり、人物の名前でもある。 「さ、第一王子殿下、いえ王太子、とりあえず私の言うことを聞いてください」 途端に男の顔が歪む。 それは驚きの物だった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昨日の更新サボった星音です。 すみません。
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