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20時頃─…
京都駅について、中央口という改札を出てすぐのところで梨麻さんが待ってくれていると連絡があったので、新幹線を降りて駅員さんに行き方を聞いて間違えないように待ち合わせ場所に向かった
「……莉久さんっ!!」
すぐに私を見つけてくれた梨麻さんと無事に会うことが出来て、駅の近くのカフェに二人で入った。
各々ドリンクを注文してから…梨麻さんは私の隣にちょこんと置かれたジンベエザメが気になったのか、、
「それ…海遊館の…?」
『っあ…分かります?実は今日のお昼、佑弥くんと海遊館に行って…買ってもらったんです』
自慢したくて言ったわけじゃない。でも多分言わなくても私が佑弥くんと一緒だったことを彼女はなんとなく察しているような気がして…嘘を付けなかった。
「─…可愛いですね!」
可愛い…っと言って梨麻さんが笑った時、店員さんがドリンクを運んできてくれて、ジンベエザメの話しはそこで終了した。
それは…私と佑弥くんの関係を終わらせる合図でもあって─…私はカバンの中から一通の手紙を取り出し、それを梨麻さんに渡した。
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