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突然目の前に現れた過去の女─…梨麻に手渡されたナゾの"怪文書"を読んで、、
未だかつて味わったことの無いほどの怒りが込み上げてくるのが分かった。
そもそも何でこんなことになったかっていうと、それは数分前に遡る─…
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新大阪の駅─…いつもと同じ待ち合わせ場所。莉久から送られてきた時間よりずっと前から待ってるのに、、
『あのアホ、どこほっつき歩いてんねん』
約束の時間を過ぎても姿を見せへん莉久。心配になってきた俺は、スマホを操作して莉久にメッセージを送る。
【おいアホ、今どこや】
簡潔にそんなメッセージを送った直後、再び莉久の姿を探そうと思い、俯いていた顔を勢いよく上げた。
しかし、よそ見をして歩いていた俺は前方から人が歩いてきていたことに気が付かず…派手にぶつかってしまった
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