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怒りでどうにかなりそうでっ…その場にしゃがみんで頭を抱えた
「う、佑弥…ごめんっ…私が、余計なことしたからっ…ごめんなさい、ほんまに、」
『──…ちょっと、黙って、』
いま、俺に話し掛けるな…頼むから、何も言わんといて。殴りたくなるっ…女とか、元カノとかそんなん関係なしにっ、梨麻のことを殴ってしまいそうになる
───あぁ…どうしよう、
どうしたらええんか、分からん。莉久がおらんようになったなんて─…有り得へん。信じられへん、信じたくない、嘘に決まってる
『─…莉久っ、何で出やんの…?』
何度も…何度も何度も電話を掛けているのに、愛おしい声が聞こえることはない。
──嘘つき女、ふざけんなっ、
お前より先に、今日は絶対に俺が莉久を見つけたるって決めてた。お前より先に見つけて…後ろから抱き締めてやるつもりやった。
最近…ずっと避けられてるような気がしてた。連絡も減ってたし、明らかに嘘ついて"会われへん"って言われてることに気付かんふりまでして─…それでも、連休が取れたって言ってくれたことが嬉しくてっ、
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