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『何やねん、あのアホっ…』
俺がまだ梨麻を好きやと思ってた?それで…梨麻から連絡来て…勝手に会ってっ…俺と梨麻が寄りを戻せばいいと思ってたって、、?
───ふざけんなっ、ボケ
そんなんされて…俺が喜ぶとでも思ったんかアホ。どんな気持ちで俺と一緒におったん?あー待って、もしかして…あの訳分からんハチャメチャやった誕生日のワガママデートもまさか、
"最後"っとか、しょーもないこと考えて俺と行きたいところ全部行こうとか…アホなこと、考えてたん?
連絡を減らしていったのも全部今日のため?俺が梨麻と再会した時に、気兼ねなくお前を捨てられるように…ワザとっ…嫌われようとしてたん?
『──許さんっ、絶対に…許さへん』
手の中にある莉久の書いた怪文書をグシャッと握りつぶす。未だ俺の近くに立っていたらしい梨麻がオロオロと慌てている気配をなんとなく感じる…けど、そんなもんに構ってる暇なんかない
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