海〜Umi〜

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─…なんてやり取りをして、その足で羽田に向かって一晩空港で過ごし…朝イチの便で韓国まで飛んで迎えに行った訳で。 莉久が乗ろうとしてた飛行機が飛び立つ、ほんまギリッギリの時間に着くと思ってたけど。まぁ案外余裕もって韓国入り出来て─…ポンコツに手ぇ出される前にアホを捕獲できて良かった 『ほんま、頼むから…もう離れやんといて』 起こさへんように、莉久の頬をそっと撫でる。こんなにも…愛おしいって思ってるのに、なんで伝われへんのやろう? 梨麻なんか眼中に無いし、頭の隅っこにもなかった…もうずっと今の俺にはお前しか居らんのに。 ─…ごめんな、莉久 言葉足らずで、クズみたいな嘘をついたせいで─…長いことお前を苦しめた俺のことを、、 もう一回、好きやって言うてくれる? もし許してくれるんやったらまた─… お前のこと、抱きしめてもええかな?
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