はじめに

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はじめに

 皆さん初めまして。私は小説家の溪耿(けいこう)と申します。現時点では、福岡でサラリーマンをしながら執筆を行っております。日中は基本労働に勤しんでおりますので、執筆の作業に取り掛かれるのは夜になります。故にマイペースな更新になるかと思います・・。ただ、のめり込むと中々ブレーキが利かないたちなので、気付いたら深夜帯・・なんてことがしばしばあってお肌が心配になります・・。これも実は深夜2時~3時にかけて書きました。ああ・・お肌が・・。  まあお肌のことは置いておいて、そもそも私が小説を書こうと思ったのは、学生時代に言われた、 「溪耿さんの書く文章っておもしろいね」 「文を書くという才能を伸ばしたらいいんじゃない?」 「小説とか出したら読んでみたいな」 とこんなありがたい言葉たちからです。まあ勿論この名前は本名ではないので、ちゃんと本名で言われています。子供の頃から物語を頭の中で作るのが好きで、小学生の頃は自作の4コマ漫画にハマって友達と披露し合ったり、こんな話があったらおもしろいのになぁと寝る前に妄想していたりしていました。そんな妄想に関しては、大人になるにつれて色んな経験をしていく内にヒートアップしていって、気付けばプロットを作る日々になっていきました。そして遂に一つ目を固めて、この小説執筆の世界に足を踏み入れてしまいました。学生時代に言われた言葉に乗せられるがままに、子供の頃の衝動を引き連れたままに、今を迎えます。ある種の「エモさ」がありますね。いよいよ始まるんだなと。不安が頭と心の中を支配する中、その周りの所々にワクワクが点々と存在している感じです。  そんな調子でこれより記念すべき私の処女作『私と女神の優雅な遊び』を放ちます。タイトルだけだとどんな話か分からないですよね、「どんな遊びをするんだろう?」と思っていることでしょう。まあそれは読んでいる内に分かってきますから。「なるぼど、『遊び』ってそういうことね。」と、故におもしろく感じるまで少々時間がかかるかもしれません。ですので、導入部分で挫けずに辛抱強く読んでみて下さい。その上でおもしろかったかつまんなかったか判断していただけたら、というかつまんないとか言わせないんですけどね。    ちなみに私が物語を書く上で欠かせないのが、「音楽」です。色んなアイディアの元は聴いた音楽から思いついていきます。今作の『私と女神の優雅な遊び』に関しては、作中にも出てきますが、私の敬愛してやまないバンドであるSILENT SIRENの『サイレン』と『チラナイハナ』の2曲を聴いてこの物語を思いつきました。以下「サイサイ」と略させていただきますが、サイサイのライブには何度も観に行かせていただいていて、毎回「楽しい!」と終わっても尚余韻が暫く続くライブに感動しておりました。ちなみに私はファンクラブ会員通称「サイファミ」です。プレミアム会員です。だからやはり処女作は私の人生を変えてくれたサイサイの楽曲にインスパイアされた作品にしなきゃと、いくつかあるプロットから、この物語を書こうと決めました。サイサイなくしては、この物語は生まれていません。そういうことも含めてサイサイの皆さんありがとうございます。先にお礼を言うまさかのパターン。皆さんもこれをきっかけに是非SILENT SIRENを聴いてみては?  また、今作について伝えたいことは沢山あるのですが、「はじめに」ということで、最低限のことをちょっとだけ述べますね。主人公は生きる上での「情熱」を失っています。「抜け殻」という表現が一番しっくりくるのかもしれません。「情熱」って何だろう?私も度々自問自答する時があるのですが、そういう人って少なくはないと思っているんです。自分って何の為に生きているんだろうな?何をしたくて生きているんだろうな?って。おこがましいですが、そういう人にこそ読んで欲しい気持ちはあります。
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