はじめに

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 あと、舞台が福岡になっています。福岡に移り住んで6年目。この街に住んで良い所も悪い所も感じてきました。完璧な街ではないし、たまに目や耳を塞ぎたくなるようなことも感じるけど、その反面魅力的なところが沢山あって、根っこの部分では私は福岡が好きだと言えます。ただ返してみると真の魅力を知れていないだけかもしれません。そんなこの国の首都にも負けない魅力を勉強しながら伝える、首都だけにチャンスが転がっている訳じゃないんだと、福岡からも羽ばたけるんだと証明していきたい、そういうことがしたいですね。  最後に、私は自他共に認める「腰の重さ」が有名です。いざ行動に移そうとすると失敗した時のリスクやデメリットばかり気にしてしまって、周りから「早く実行に移せよ」とよく言われます。そういう点では今作の主人公に重なる部分があると思います。この小説執筆という挑戦については、初めてと言っていい程自分で決断して進んだ道でもありますが、その決断を下すのに6年かかっています。中々の腰の重さでしょ?自分でもよく起き上がれたねと思っています。先述の通り、上手くいくかという不安、何よりも簡単に進める訳なんかない茨の道ですから、その覚悟を決めるのに時間を要してしまいました。その覚悟の背中を押してくれたのは、相談をした友達や知り合い、同僚であったりします。  そして小説への挑戦は初めて自分で「これがしたい!」と思って始めたことです。なので、本当に「良いもの」にしていこうといき込んでいます。だからこそ、背中を押してくれた方々や読んで下さる皆さんに途中で挫けさせるような生半可なものを届けるようなことはしたくないなと、切実にそう思っています。  この「はじめに」を書いているこの段階にもどうしたらおもしろく深くなるのか考えています。もし読んでいる内にもっとこうした方が良いとかのご意見・ご指摘等ありましたら、レビュー等宜しくお願い致します。是非とも参考にさせていただきます。生きていく中でそれぞれの弱さを、コンプレックスを抱えた『私』と『女神』がどんな結末を迎えるのか、楽しみにしていて下さい。それでは、『私と女神の優雅な遊び』いってらっしゃい! 溪耿
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