第4話「血のピエロ事件」

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その為…現在彼は…プレイヤー名「シルバ」のアカウントを持つ「松風楓真」に詳しい事情を聞いていたのである。 松風「だからぁ…警察にも言ったが…変なプレイヤーと戦っただけだって!!?」 柊雪斗「また?キラークラウン絡みか?」 松風「わかんねぇーよそんなこと!!?」 柊雪斗「わかんだろっ!!!?それ以外に何が考えられんだよ!!?」 松風「んなこと俺に言われても知らねぇーよ!!?」 柊雪斗「つか、何で探しに行かなかったんだよ?お前がフューリを見失ったのは三日前の19時過ぎゲーム内に居たなら助ける時間は腐る程あったろう?」 松風「はぁ…?俺を誰だと思ってんだ?行ったに決まってんだろ!!?」松風は苛立ちながらそう言うと…タバコを口に加えてフゥーっと息を吐く。 松風「いいか?奴が見失ったポイントから行ける範囲のエリアを組まなく探したが…足取りは追えなかった」 松風「だいたいてめぇも一緒に捜索には加わったなら知ってんだろ!!?俺たちはゲーム内の時間で15日以上フューリーを探したんだぞ!!?」 松風「覚えてねぇのか!!?」松風は声を荒らげてそう叫ぶと眉間にシワを寄せて壁を強く叩き付ける 数秒後…その声を聞いた雪斗はバツが悪そうな顔をして…「悪かったよっ」とひと言呟く…。 松風「ちっ!!!?良いよ!!?それよりこいつぁサツの野郎には言わなかった情報だが…あの時いいようもねぇほどの違和感を感じたのを覚えてる…」 柊雪斗「違和感!!?」 松風「あぁなんつぅーかこう!!?上手く言えねぇんだけど…こう変だったんだよ!!?」 柊雪斗「それじゃわかんねぇーよ!!!?ガキのお遊戯会じゃねえんだぞ!!?」 松風「だからぁ…上手く言えねぇんだって!!?ただ…1つ言えることはあの野郎と戦った時…5年前に起きたあの事件を思い出したんだ!?」そう言うと松風はタバコを灰皿に捨てて話し始める。
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