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そしてあの事件があったその日も松風は店に居て…店内には複数人の少年たちがたむろしていた。松風はそれをみながら気怠そうに少年たちを見詰めていた。
ミーーンミィンミィ−ン♪♪♪♪♪♪♪
松風「ふぁああ~(汗)!!!?」
松風「ん?」松風があくびをしてうちわで顔を煽ったその時…店の外で1人の少年が妙なピエロ服姿の男と手を繋いで歩いてるのが見えた。
松風「あのイカれピエロ野郎なにしてんだ!!!?」松風はそう言うと…慌てて店を出ていこうとする。
お袋「ちょっとあんたぁ!!?店ほっぽりだして何処に行くつもりよ!!!?」
松風「わりぃな?お袋!!?ちっとばかし野暮用が出来たんだ」松風は母親にそう返すと店を出てピエロ服の姿の男が少年を連れて行ったと思われる方へ走り出した。
松風「ピエロ野郎ぜってぇ許さねぇかんな!!?」
松風「待ってろよ!!?流星!!!?」
松風「はぁ…はぁ…はぁ…!!?」
松風「ちっくしょお!!!?野郎?何処に行きやがったんだ!!?」松風はそう叫んで額の汗を拭う。ピエロが行ったと思われる場所を探し回ったが…少年の姿はどこにも無く…怪しげなピエロも見当たらなかった。
疲れ果てた…松風は寂れた廃屋の側にあるベンチに腰かけて…店から持ってきたジュースを飲み干す。
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