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12. 悲しい真実
その日の彼女の日記には、震える字でこう書かれていた。
『ママはよく怒ったし泣いた。でも私が泣くと頭をなでて、「何も心配しなくていい」と言ってくれた。
あの日、寝坊して怒られて、頭にきて「ママなんか嫌い」って言ってしまった。その夜ママは死んだ。私のせいだ。ママのこと大好きだったのに、どうしてあんなこと言ってしまったんだろう』
イーディスが長い間こんな気持ちを抱え続けていたと思うと、どうしようもなく胸が締め付けられ涙が溢れた。
私は彼女に返事を書いた。
『お母さんはあなたのせいで死んだんじゃない。きっと他に沢山辛いことがあって、悩んでいたのよ。もしあなたが愛してると伝えたら、彼女はきっと天国で聴いていてくれる。そして、「私も愛してるわ」って言ってくれるわ』
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