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厄日
桃李sid
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は寝ていたんだ。そう気持ちよく。自分のベットで、だがこの汚ぇ汚声にのせいで目が覚めちまった。
桃李「うるっせぇぞくそアマがァ!朝から何やってんだてめぇ!」
?「だってぇ…だって!しょうがないじゃないのぉー!!!」
桃李「はぁ?何がだよ?」
?「だって、急にあの変態から連絡が来たのよ!しかも、内容が…内容がぁ…!!!」
桃李「は、?まさか、あの変態、、て、まさか、!兄貴か!?!?」
そう。兄貴は変態だ。実の家族に言われるほどの超絶ド変態だ。理由は重度なブラコンップリのせいだ。
あいつは俺が風呂に入るために脱いだ下着をジップロックに入れ部屋に保管していた。それだけには留まらず、どこで取ったのかも分からない俺が、俺がナニをしている時の写真も持ってやがった。
それが原因で親は俺を思い離婚し、兄貴は母親側に。俺らは父親側に。兄貴から俺達には緊急時以外連絡しては行けないという契約を結んだ。だが急に連絡が来た。
つまりは…
?「あ、あぁ…そんな…そんなぁぁぁぁ!」
姉貴は急に泣き出した。
桃李「は?おいどうしたんだよ!泣いてちゃ分かんねぇぞ!何があったか言え!」
?「お母様が…お母様が…!!死んでしまったのよぉぉぉ!」
俺はこのクソ姉貴な何を言っているのかが分からなかった。
桃李「おい、母上が死んだって…おいおい、面白くねぇ冗談だぜ?それは」
?「私が…私がこんな状況で嘘をつくとでも思っているの!?」
これ以上は何も覚えていない。ただ父上に話、兄貴を引き取り、葬式に参加する。というのだけは覚えている。
???時刻
?「ねェボスゥ。俺頑張ったぜぇ?殺しちまったがよォ?まァいいよなぁ?だって
ボスのためにやったんだからよォ?褒めてくれよォ…」
「あぁ。よくやったね。凄いよノア。ただ、僕は殺すな。と言ったはずだよ?でもよく出来たことには変わりないからねぇ。ご褒美をあげよう。僕はある全寮制の男子校にいるよ。そこが日本なのかアメリカなのか。はたまた別の国なのかは教えないけどね。じゃあ頑張ってね。」
ノア「あァ、ボス。必ず見つけてみせるぜぇ。俺らからいつまでも逃げ隠れできると思うなよォボスゥ」
男は嬉しそうな声色で、顔でそう呟いた。
通話は途切れていてその言葉は真っ暗な闇に溶け込んでいった。
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