5人が本棚に入れています
本棚に追加
ホテルの従業員に連れられて、業務用エレベーターを使って案内された部屋に入っても、ひたすら後悔の念に苛まれていて。
「お嬢様、お待たせいたしました」
突然そんなふうに話しかけられて、気が付くと。
目の前には、綺麗なお姉さんが立っていた。
よくよく見渡せば。
その他にも数名の女性が控えていて。
さらに見渡せば、とんでもなく高級な調度に、自分が囲まれていたことに気付く。
「え、あの……」
「お支度を一度解かせていだいてもよろしゅうございますか? お髪も……お化粧もお直しさせていただいた方がよろしいかと」
目一杯へりくだった物言いに、レイラさん、こそばゆくなる。
「え、あの、そんな」
あたふたするレイラさんを尻目に、どんどん着物を脱がせていく女性たち。
あっという間に、髪も解かされ、メイクも落とされる。
「え? え?」
とか何とか呻いているうちに、レイラさん、再び振袖姿になる。
最初のコメントを投稿しよう!