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悔しいやら怒りやら悲しいやら……とにかく軽くないパニックに陥って、へなへな座りこむレイラさん。
座った途端、胸とお腹が急激に圧迫されて。
結果的に、苦しみから逃れようとして、四つん這いになってしまい。
やっと少し、呼吸が楽になる、と。
(うぎゃあ! 裾がぐちゃぐちゃ!)
四つん這いになった拍子に裾を踏んでしまい、中に着ている襦袢が丸見えになってしまっている。
何とか立ち上がると、裾が床に広がるほど斜めに引っ張られて、着崩れしていた。
(ど、どうしよう!?)
息苦しさに加えて絶望的な精神状態に陥って、さすがに楽天的なレイラさんも、気が遠くなってきた……って言うか、本気で目の前が真っ暗になった。
(あ……倒れる……)
状況を認識しながらも、奇妙な浮遊感に抵抗する術もなく。
後ろ向きに、重力に従い、倒れていくレイラさん。
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