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ドサッ!
(痛! ……くない?)
確かに、床に倒れたハズなのに、軽い衝撃以外、被害はなかった。
「あ、れ……?」
段々焦点が合ってきて、白い天井が目に入り。
「…………っ!」
気が付けば、床にうつぶせになってる!?
シュルシュルと衣擦れの音がして。
「い、いやぁぁぁー!!」
バシッ!
振り向きざま、『彼』の顔を、思い切り、叩いた。
と、思いきや。
「いきなり何するんだよ!?」
レイラさんの手首を掴んで、睨み付けている『彼』。
その空いた方の手には、見覚えのある帯揚げが握られていて。
見下ろせば、襟元も裾もはだけていて。
「い、いやぁぁぁっ!!」
これって、貞操の危機なんでは!?
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