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14 『命名』について(11月4日)
最近ツイッター(現X)で知って、驚いた事実。
【砂漠の国ドバイや遊牧民の国には、住所という概念がない】
そのため、郵便物は自分で郵便局に取りに行くそうです。
では会社などで打ち合わせする時はどうするのか。⇒『〇〇ショッピングモールの隣』とか名刺に書かれているそうじゃ。お、おおざっぱ。
わしゃ方向音痴なので、絶対迷う自信がある!
これはショックでした。
常識だと思っていたものが場所によっては、存在しないのだから。そうしたら、名前がない国はあるのかしら? と一瞬考えたのですが、さすがに名前はあるだろうと。
例えば小学校の授業で、「先生の隣家に住んでいる長男さんーっ」とかやっていたら、落語の寿限無になっちゃう。1時限目で日が暮れるオチかな。
そういう訳で『命名』について考えてみました。
人は人生で名前を付ける時があるのです。
我々エブリスターも登場人物や作品に名前を付けます。仕事で製品を世に出す時や、それほど大事でなくとも、データファイルを作成した時ですら名付けるのです。
輸入品を国内販売するときは、翻訳家の腕が問われますね。海外ミュージシャンの曲への邦題、洋画タイトルとか。
ちょっと調べてみましたのでクイズを出します。
Q1 『フローズン(凍る)』とは何の映画でしょう? めっちゃ有名。
↓
A1 『アナと雪の女王』でした。フローズンのままだったらと思うと、背筋がぞっとしますね。凍るだけに( ´艸`)。おっと寒くなったな。
姉妹の繊細な関係を前面にだした、秀逸な題名だったと思います。むしろアメリカよ、フローズンで良かったのか?
つづいて、
Q2 『ザ・ボディー(死体)』。古い作品ですが、青春映画の金字塔。
↓
A2 『スタンドバイミー』でした。主題歌に逃げたか。いやアメリカよ。死体、って。原作者のスティーブン・キングがこだわったのかな。(あの人の対談本を読んだことがあるのですが、相手に躊躇なくバリバリ反論していました。対談者が大作家に同意しかできず可哀そうだった😢)
僕にとって、一番重責だった『命名』は子供ですね。
画数の良し悪しを調べたり、言葉の意味を熟考。左右対称の名前にすると、人生が安定するという話もあるのじゃ。
夫婦の意見のすり合わせもあるし、難航する家庭もあるじゃろう。
結局、上記をクリアしたうえで、産まれてきた子供の顔つきや、持っている雰囲気で決めました。何個かある候補のなかで、ぴったりなものが見つかるものです。
不思議。
*****************
最後に『命名』で肝を冷やした話を一つ。
その日うたかたは、VIPへの対応をしてました。案件も順調に終わり、ネット上で書類をダウンロード。それを印刷してVIPに渡せば、任務完了でございます。
意気揚々とパソコンでプリントをするうたかた。すると、なんということでしょう。印刷機が稼働しません。こんな時になんやっ、と調べたら社内のネットが落ちているとのこと💦
部内で機械に強ーい人に相談すると、彼は言いました。
「うたかたさん、携帯電話でデザリングしてネットできません?」
「……できる」
そして、パソコンを自分の携帯電話(私用)のネットに繋げて、事なきを得たのです。無事に書類を印刷できた。しかし恐怖はそこから。
機械に強ーい人が「皆、急ぎの仕事があれば、うたかたさんの携帯電話でネットつながるよ」とのたまわったのです。
ご存じでしょうか。機器をスマホにネット共有する時は、その名前を見られてしまうということを!
そう。うたかたはWIFIを繋げる際にすぐ分かるよう、スマホを下記の名前にしていたのです。
【スティーブ・ジョブズの発明した携帯電話かつカメラ。ビデオでもあり音楽再生機でもある。その名はiphone!】
すぐに変更したので正確には覚えてませんが、これぐらいふざけて命名していた……
機械に強ーい人を復ビン(往復ビンタの略)して、気を失わせるか。迷いましたが
「接続時のパスワードを人にいえる訳ないでしょう。ははは」
とその場を逃れました。ふう、危なかった。
あんな名前をiphoneにつけている事を知られたら、明日から会社に来れなくなる。日々の食べ物に困り、うたかた一家は路頭に迷う。子供は学校をやめてマグロ漁船へーー
もしくは、部内の人々を消すしかなかったぜ。
うたかたはワイシャツの袖で額の汗をぬぐい、印刷した書類をVIPに手渡した。そして、笑顔で彼をエレベーターまで案内したのであった。
< 完 >
皆さまも何かに命名する時は気をつけなはれや!
それでは、また来週👋
Have a nice weekend!
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