17 僕の武器について(11月25日)

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17 僕の武器について(11月25日)

皆さま、11月も下旬。年の瀬が近づく昨今、いかがお過ごしでしょうか? 年末と言えば『紅白歌合戦』。 オードリー好きとしては、弟子の日向坂46が今年でないのが残念です。でも若林さんのマブダチである、星野源さんでるからな。源さんを応援しよーっと。 源さんはRADIOのトークも面白いし、エッセイも味わい深い。若林さんとも気が合うらしく、最近もNETFLIXで二人のトーク番組『LIGHT HOUSE』が放映されておりました。 第4回目だったか、観客の悩みに答えるコーナーがあり。 若い女性の相談。 「好きな音楽がハードロックなのだが、友達に引かれるので無難なバンドが好きだと言ってしまう」 に対して、源さんの返しが良かった。 「人が好きな音楽に対して、せせら笑う奴なんて友達じゃない」 とたたっ切ってました。 「僕が子供の頃はJAZZが家で流れていて、それを好きになった。もちろん友人の誰とも好みを共有できなかった。今は共有することがよしとされる時代だ。 でも孤独に好きなものを見つけて、一人でそれを愛でて深めることも素晴らしい」 そう、続ける。 心からでてきた言葉のようで、なんて信頼できる(おとこ)なんだ、と僕は感動しました。別嬪(べっぴん)の奥さんがいることに嫉妬する(やから)を黙らせる格好よさ! そんな星野源さんが歌手になった理由は「音楽がやってみると効果が大きいジャンルだったから。コスパが良かった」だそう。 もちろん下積み時代もあって苦労したらしいので、やはり才能に加えて勉強・努力は必要なのですね。 ジャンルは違うけどゴッホみたいな奇才でも、美術学校に少し通ったらしいし。 エブリスタも天才ぞろいで、読んでいるとくらくらする毎日です。 どうやって思いつくのか訳わからん発想や、展開。くわえて読みやすく、ため息の漏れるような流麗な文。 一度うまい方に「どうやったらそんな巧みな表現書けますの?」とたまらず聞いたことがあるのですが「そりゃあ、何度も推敲することですわ」と返事をいただきました。 やはり凄い人は、自分の武器をつねに磨いているのですね。 ベルセルクのガッツのような大剣を研ぎ澄まされていたら、わしゃかなわんよ。努力しなきゃ、と思いました。 でも僕も一応、剣とはいいませんが彫刻刀レベルの小さな武器をもっているのです。 雑誌、公募ガイドの公募スクールで『はじめての小説講座』全6回(通信講座)を受けました。3万円というそれなりの値段なのですが、1回だけ受けて6,000円というお試しコースもあります。 始める前かみさんに「これだけお金かかるけど、受けていいか」と尋ねると、彼女は棚から何やら出してきました。 「なにわ男子というジャニーズのぬいぐるみ7体。合計〇〇〇〇円(わりと高額だったので、ショックを受けたのか記憶から抜けている)。私も生き甲斐にお金を使っているから、あなたも構わず使いなさい」 「え、初耳だけど……」 「いいのよ。使って」 後だしジャンケンをされた気がするけど、まあ許されたからいいかと『小説講座』を受けはじめました。 課程1|小説の基本 課程2|一人称・三人称の視点 課程3|地の文と描写について 課程4|小説のセリフはこう書け 課程5|テーマを象徴する“小道具”を生かして小説を書く 課程6|構成は練りに練っていったん忘れる の全6回の課題に小説を1,200文字程度書いて送るのです。一月後に帰ってくる先生の赤入れと感想にわくわく。 クエッションマークなどの使い方や、人称などの基礎も勉強になりましたが、下記2つが特に心に残っています。 ********************* ①【セリフにしぐさや表情を書く】 《と言った。》だけでは情報量が少ないので、その代わりに行動などを書く。 例: 「じゃあ、俺の車で行こう」 男は家を出た。トヨタ車のドアを開けて、 「お前が運転してくれ」キーホルダーを手渡す。 ②【物にテーマを象徴させる】 例えば男女の恋愛のもつれを《三角関係だった。》と直接言うのではなく、物事にかたらせる。 例: 二匹の猫が公園で毛づくろいしている所に、数日前から町にきた黒猫が間に入ってーーとかで暗示させる。 ********************* 以上が私の武器、彫刻刀の全貌である(笑)。修行して武器を大きく、鋭くして、頭の中の物語を巧みにあらわしたいものだ。先は長い。やれやれだぜ。 それではみなさんまた来週👋 Have a nice weekend!daf6e6dd-fe61-4da3-8a63-1f39d2e0e8fc
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