新米薬屋の恋愛事情

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私はマツリアーナ・シンジョウ。十七歳。この春、魔法薬師学校を首席で卒業し、街から近い森の、開けた場所に店舗を構える新米薬屋である。 性別は女。身長は平均より少し低く胸の大きさは、まな板の如く良く滑る。性格は……なんと言うか男っぽいし、話し方も女の子らしくない。それでも乙女らしくプラチナブロンドの髪だけは腰まで伸ばし、ある男性に対して女子である事をアピールしている。 こんな私でも一応は女子であり、好きな男の一人くらい居ると言うものだ。 そんな私が開店した店は大繁盛している。おかげで忙しい毎日だが、それなりに充実していると自負している。
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