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明かりを灯さない部屋が 少し暗く成って来た
紗那はビールを一口飲み 呟いた
「静かですね」
紗那の言葉に頷き 和哉が口を開いた
「紗那 私と一緒に成って貰える?」
「・・・・・・・・」 驚いて和哉を見た
「離婚する 碧を見て貰える?」
「・・・・・・・・」 言葉が 出てこない
「・・・・・・・・」 嘘? 夢? 和哉の真剣な目と合った
「良いんですか?」
(涙で 何も見えなかった)
只頷いていた
和哉が近付き
抱き締められ 唇が覆われ 強く抱いて呉れた
涙で何も判らない
和哉の胸に顔を埋め 言葉が出せない
和哉の気持ちが・・・
それだけだった
食事にいこうか 2人、半個室の部屋で夕食をとり
地酒を頼んで ゆっくりと食事を取り
紗那は和哉の言葉を聞いた時から
夢の中へと誘われ
食事の中身は何も判らなかった
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