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幼なじみとのイケナイ遊び①
きっかけはスキな芸人のラジオを聞いたこと。
まえからファンだったものを、長年やっているラジオを聞いたのは初めて。
後輩芸人とやりとりしつつ、得意の毒舌をふりまくのに、途中までは笑っていたものを「おまえらだって、人のこと、云えねんだからな!」とリスナーに矛先がむけられて。
「どうせ、ナオ(ピー)だけじゃ物足りなくなって、アナ(ピー)にふけってんだろ!この変態どもが!」
前半は察しがつきつつ、後半には首をひねり「ん?」と。
ラジオを聞きおえてから、早速、検索をかけたり、ラジオのリスナーの呟きを見たりして、基本的なエロ知識しかなかった俺にしたら、雷に打たれたような衝撃を。
まさか、女性の代わりに、男の排便するところを使うなんて・・・。
女性でも、避妊のため?に使うことがあるとか。
というか、性処理のため強制的に突っこまれるだけでなく、自らいじって、指やおもちゃで快感に酔いしれる人もいるとか。
実際、気もちいいか否かは、賛否両論なれど、アナ(ピー)で自慰をする人は実在するらしい。
また、芸人もラジオでカミングアウトしていて、リスナーの仲間たちを、あえて叱りつけ、ヨロコバセテいるという(性的に)。
一通り調べたところで「狂気の沙汰だな・・・」とドン引きしたとはいえ、ファンである以上、芸人の趣味に興味がないでもない。
ので、またネットサーフィンして、徹底調査をし実践を。
結果、芸人が罵ったように、まえだけでは物足りない変態の体質になってしまった。
はじめは抵抗感が強くイタミも耐えがたいものだったが、慣れてしまうと、ツラくはなく、でも、快感もなし。
そのくせ、指を突っこんで、ぐちゃぐちゃ、掻きまわすのがやめられず、すっかり癖になって。
さすがにイケないから、オワリのほうはまえを触るとはいえ、うしろをイジらなくてもイケない。
「どうしてだ?」と首をひねりつつ、指を抜き差して、勃起して先走りを垂らして。
頬を火照らせ、息を切らし、エロ動画をぼんやりと見て、はっとした。
なるほど、自分は突っこまれる立場になったつもりで、これまで自慰をしてきたのかと。
どうりで、まえだけ触って射精しても、心身が不完全燃焼のようだったわけで。
自覚をしたなら、意識してエロ動画を見ながら、指をぬちゃぬちゃ。
「はあん、だめえ、そこ、ああ、あ、あん、ああん!そんなあ、早く、はう、ああ、そ、こお、あ、あん、あん、あう、ら、めえ・・・!」
「だめじゃくて、ここがいんだろ?
ほら、ほら、お漏らしが、どんどん伝ってくるぞ?」
相手の男にイジワルに囁かれて、背筋を震わせ「やあん・・・!」と女性にシンクロして先走りをとろとろ。
今まで自慰をしてきたなかで、最高にたかぶって、あんあん乱れて悶えて、びしょ濡れのまえを放ったまま、イキかけたとき。
「おい、さっきから、呼んでんのに、なんで返事しねえんだよ」と扉が開けられて、まさかの幼なじみが登場。
びくりと肩を跳ねて、ずり落ちたヘッドフォン。
なにも着ていない足を広げて、艶めくそそり立ったのが丸見え状態。
顔が赤くなるやら青くなるやら、とにかく生きた心地がしなかったところで「やらせろよ」と真顔のまま云われて、心臓が破裂しそうになったのだが。
「新作のゲーム買ったんだろ?」
「そっちか」とほっとした間もなく「いや、スルーするなよ!」と大声でツッコんで、今更、太ももを閉じた。
「ああ、アナ(ピー)をしていたんだろ?
もうちょっとのようだったから、さっさと済ませて、ゲームをやらせろよ」
「ゲームどころじゃないだろバカ!
すこしはイヤそうな顔をしたり、気まずそうにして、そそくさ部屋をでていって、しばらくは、目を合わせられなかったり、避けたりしろよな!」
隣家に住む幼なじみは、年下ながら大人顔負けに思慮深く、云いかえれば、くそ生意気で、ふつうの人がひっくり返って仰天することでも、動揺せずペースを崩さない。
今もなんだかんだ、こちらのほうが慌てさせられ、的外れな説教をしているし。
このまま相手のペースにつられては、埒がなさそうで「とにかく今日は帰れ」と突き放そうとしたら「分かったよ」と。
もちろん、あっさり引き下がるわけなく「俺のでやらせてやるから、早くゲームさせろ」と胡坐をかいて「ほれ」とばかり股間を指差して。
見やったところで「なんで勃起してんだよ!」と絶叫。
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