【短歌】真夏の檸檬

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#初めに 見上げての()の光にも似た君の 私にはない(きら)めきの言葉 *笹井宏之さまへ ありがとうをこめて #真夏日 陽射しにはいつの間にかの百日紅(さるすべり) 梅雨の合間に消えた木洩れ日 *気がついたら満開だった 庭先のブラックベリー摘む(あか)い指と 同じ色のジャムになる *黒じゃなくて真紅 夏空と渇いた道の砂ぼこり 梢のレース模様を映す 晴天の夜に海の底深くまで 珊瑚を照らすいのちの光 #レモンかけない派🍋 唐揚げにレモンかけてもいいですか 君の頼みは断れないよ *君には敵わない 香り立つライムの涙とけていく 炭酸水のはじける泡に レモネードの隠し味を聞かれると ワンピースの()が内緒と笑う *蜂蜜じゃないよ #今日 何食べる? Googleで海老と空豆ガーリック ハワイのご馳走バターライス *晩ごはんに間に合った
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