第8話「クラウンピエロ」

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その為…現在ユキトたちは奴の誘いに応じて…はるばる「第三遊技場」の近くまで足を運んでいたのである。 キース「なぁ…ユキト?カールヴァイスクラウンって何者なんだ?」 ユキト「さぁな?俺も詳しくはわからねぇ!!?ただ胸糞悪い奴だって事だけは確かみたいだぜ!!?」ユキトはそう言うと…擬態虫がかけている「メガネ」から送られてくる映像を見ながら呟いて…コーヒーをひとくち口に含む。 J「フッフフフ(笑)!!?皆さま間もなくゲーム開始の時間で御座います」 J「このクラウンピエロには様々な遊技が存在し…毎年数多くのチャレンジャーがその人生と引き換えにゲームに参加していますっ!!?」 J「さぁ今宵夢を掴むのは誰になるのか!!?それではルーレットSTART!!?」数秒後…ルーレットが回り始めて…とある競技が書かれた所でピタッと止まる そして…遊技場内の会場が変化していきコロシアムの様な空間に変わる。それを見た…Jはこう叫ぶ。 J「おっとっ!!!?これはいきなり来ましたねぇ!!?それでは行って見ましょう!!?」 J「さぁさぁまずは誰が…夢への片道切符を手にするのか?今宵も目が離せません!!?」 ちなみにこの第三遊技場では…毎年7つのゲームが開催されており…何が行われるかはルーレット方式で決まっている。今年の第1競技は「コロシアム」で非能力者たちが能力を付与された「武器」を手に持って命の削り合いをする。この競技では毎年数多くの死者が出ており生き残れなければ…ここでは生きてはゆけない。全てのゲームを勝ち抜いて晴れて「優勝」できた者は「自由」への「片道切符」を手にすると言われているがその全容は定かではない。 ユキトはそんなことが書かれた資料を片手に持って「くだんねぇ事してやがんな?」とポツリと呟くと目を細める。
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