『夏』

1/1
前へ
/7ページ
次へ

 『夏』

手を止めて、ふと窓の外を見る 青空にポカリと浮かぶ白い雲 思わず窓辺から空を見上げる 朝露に濡れた『朝顔』 そして、蝉の鳴き声が 『夏』の朝を知らせてくれる 昼には、太陽に向かって伸びる 黄色い『向日葵』が元気をくれる 軒下で涼しい音色を奏でる風鈴の音に 包まれてひとやすみ…… 浮き輪に身を委ねぷかぷかと 浮かびながら 青空に浮かぶ 白い雲を見上げる  『海って最高!』と呟く私 シャリシャリシャリと氷を削る音 いちご めろん 抹茶 綺麗な色の シロップが店先に並ぶ『かき氷店』 夏の夜空に打ちあがる美しい花火 響き渡る花火の音…… これが、私が見る夏の景色 夕暮れになると 『蜩(ひぐらし)』が鳴きだした それは、夏が終わりを告げる合図
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加