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「何で判るのですか?」 「だって、恨みを持っていたら、写真撮られる時にピース✌️の ポーズとらんだろうし、女性は化粧をしてるんだぞ。 普通、せんだろう。そんな事。 きっと、霊達も嬉しかったんだろうな。久々の写真を撮られるので。これからは、君も一人暮らしでは無くて賑やかになるな〜」 と、至って能天気な発言だ。 僕も、一人暮らしでは無く誰かが居てくれると思うと 孤独感は消えるが、側にいるのは幽霊である。 複雑な心境だ。 「もっと修行を積むと、心霊がはっきりと見える写真を撮る事ができるぞ。これが出来たら、君は一躍有名プロのカメラマンだなぁ。」 と、僕に理解不明なことをあっさりと明るく云う店主。 「あの〜、さっきから気になるのですが、修行って何ですか? どの様にしたら修行になるのですか?」 と、訝しい想いで聞いてみた。 「修行ね。 修行の仕方は色々あるよ。 一番簡単なのは、曰く付きの心霊写真スポットで写真を撮る事だな。」 と、さらりと云う 「いつ撮るのですか?」 と、不安げに聞く僕。 「いつ撮るって決まっているだろう! 幽霊のいる時間帯だよ。普通は丑三つ時でしょ。」
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