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あ、空っぽだ…美優ちゃん、フルーツ牛乳ひとくちちょーだい♫
あたしはお盆の上に載っていたはずのいちご牛乳の瓶を全部ひっくり返して、中身を確認
うん、やっぱり空っぽだ…
秋さんにわけてほしいとは言えないし、冴香さんの黒烏龍茶は苦くて飲めない…いや、あれ飲んでグラマーさんになれるんなら美優ちゃんと二人でいくらでも飲むけど…
となると消去法で味覚の近い美優ちゃんのを横取り…いやいや、分けてもらうしかないが…
「えー?優花さんも飲み切っちゃったんですか〜?分けてもらおうと思ってたのに〜?」
…おっぱい小さいけど、いちいち可愛いな、ウチの妹は!
お風呂入る前とお風呂上がりには水分摂るように教えてくれたの、美優ちゃんじゃないのよ〜?
「よし、わかりました、じゃんけんして負けた方が脱衣場のを取りに行くってことで…どうです?」
そんな不毛な会話を続けているあたし達姉妹の視界の端で、秋さんがバスタオルでは隠しきれないその見事な裸身を脱衣場へ向けていた
因みにじゃんけんはあたしが一発で負けた…
…しっかし本当にあの人、猫さんの同級生なのか?ウチのママも大概スタイル良いし、冴香さんも腰細いしさ、悔しいけど胸だって上向きだけど…秋さんってママや冴香さんより歳上だよね?
冴香さんが何か言っているようだが、いつも通りの笑顔で手をヒラヒラさせて、お風呂場から出て行ってしまった…
と、
「あーーーーーーーーーーーーー!!!う、ウソでしょーーーーー?マジかよぉ………」
間髪を入れず脱衣場から秋さんの雄叫び?悲鳴が聞こえてきた
冴香さん筆頭に「三姉妹」で顔を覗かせると
確かに冷蔵庫から見えるのはスポーツドリンクと黒烏龍茶の硝子の瓶だけで…あたしと美優ちゃんの分がひとつもない?
しゃあない、苦いけど冴香さんの黒烏龍茶を分けてもらおうか…あんな天然物の巨乳になれるかもしんないし
などと思っていると、あたし達の眼の前で
バスタオルをもう1枚巻いた上から、浴衣を羽織る秋さんのお姿…
そんなセクシーな恰好でどちらへ?今日は猫さん一緒じゃないのに?
…あ、いや、猫さんがいたらいたで困ったことにはなるんだけどさ
「伊藤千秋、フルーツ牛乳といちご牛乳の追加を買いに行ってまいります!5本ずつあればいけるわよね?」
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