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友達の家
少し前になるのだけど、クラスのある女子たちがお家に集まり女子会をする話をしていた。
振り返ってみると、私はそれなりに友達はいたのに、これまで学校の友達の家に遊びに行った経験が全く無い。
確かに、その理由の一つには習い事のせいもあるのだけど、これだと言う明確な理由があった訳でもない。それなのに、今まで誰の家にも遊びに行ったことがないなんて凄く勿体ない気がする。
それで、私は一番仲の良い彩芽の家に遊びに行こうと、彩芽の都合を聞くことにした。
彩芽はそれを聞いて、私のお家の人が良ければ良いと言ってくれたんだけど、お家に帰ってお祖父ちゃんに話して見ると、心配性のおじいちゃんは私が一人で遊びに行くことを許可してはくれなかった。
しかし、せっかくの彩芽の言葉、私だって絶対に遊びに行ってみたい。なので、私は諦めずに毎日お願いし続けたのだ。
すると、その熱意が伝わったのか、ついにお祖父ちゃは、先週、私が遊びに行くことを認めてくれたのである。
そして、一昨日、やっと念願の彩芽の家に遊びに行くことになったのだけど…
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