《scene.4》

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   彼女の表情に、ぬくもりを見る。  その肌に触れたことは無いけれど、僕は「人間とximyが心を通わせ恋をする、初めての二人になろう」とか考えて、一人で顔を熱くした。  僕はまだ慎重に言葉を選び、ハンナさんに告げる。 「人間がximyを支えて生きていく。今度はそんな社会が生まれてもいいんじゃないかな」  彼女が小首を傾げて、微笑んだ。  
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