113人が本棚に入れています
本棚に追加
/174ページ
お風呂上がりで火照った顔が、さらに赤くなっていく。
それに気づいたマサトさんはニヤリと意地悪そうに笑い、軽く触れるだけのキスをした。
「もっと赤くなっちゃって、かーわいい」
「っ、意地悪しないでください!」
「体冷やすんじゃねーぞ。俺も風呂入ってくるわ」
「……はぁい」
マサトさんにとってなんてことない事だろうけど、あたしにとってはこんなやり取りでさえ、ドキドキしちゃうのに!
「明日は9時に出るから」と言い、早めに布団に入った。
特に何もしなかったけど、何もしない日はマサトさんはあたしの手を握ったり、抱き寄せて眠ることが多い。
今日はぎゅっと抱き寄せられて眠った。
くっついてるだけでも心地が良くて、すぐに寝てしまう。
でもあたしよりも先にマサトさんは秒で眠るから、気の抜けた寝顔を眺めて寝落ちした。
最初のコメントを投稿しよう!