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翌朝、7時過ぎに目が覚めた。
マサトさんはまだ横で眠ってて、先に起き上がって顔を洗った。
スキンケアを済ませて台所に立つ。
新品のフライパンに、まな板と包丁。
冷蔵庫を開けると卵が1パックあって、分厚いベーコンが入っていた。
これなら軽く食べれるものが作れそう。
マサトさんの家で料理するなんて初めてだなぁ。
な、なんか……こんなの同棲みたいな、感じじゃん。
いやいや、ただルームシェアの相手がマヤちゃんからマサトさんに変わっただけだし。
何をそんなアホな考えをしてるんだ。
あれ待って。
そういえばお皿ってあったんだっけ……。
火を止めあたりを探すと、ちょうど良さげな皿を見つけて盛り付けた。
お湯を沸かし、コーヒーの準備をしていると、「……なんかいい匂いがする」とマサトさんが目を擦りながら起きていた。
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