9話

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翌朝、7時過ぎに目が覚めた。 マサトさんはまだ横で眠ってて、先に起き上がって顔を洗った。 スキンケアを済ませて台所に立つ。 新品のフライパンに、まな板と包丁。 冷蔵庫を開けると卵が1パックあって、分厚いベーコンが入っていた。 これなら軽く食べれるものが作れそう。 マサトさんの家で料理するなんて初めてだなぁ。 な、なんか……こんなの同棲みたいな、感じじゃん。 いやいや、ただルームシェアの相手がマヤちゃんからマサトさんに変わっただけだし。 何をそんなアホな考えをしてるんだ。 あれ待って。 そういえばお皿ってあったんだっけ……。 火を止めあたりを探すと、ちょうど良さげな皿を見つけて盛り付けた。 お湯を沸かし、コーヒーの準備をしていると、「……なんかいい匂いがする」とマサトさんが目を擦りながら起きていた。
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