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【155】覚悟
僕は建物の中に入ると紅姫の元へと向かった。
スキルによる探知により場所は分かる……。
後は急いで紅姫を救出したら、すぐに脱出をすれば今回のミッション完了だ!
そして、奥へ奥へと進むと……
紅姫の反応がある部屋へと到達する。
そこで僕が見た光景は……
ボロボロの紅姫を斬りつけようとする人の姿。
僕は、頭から……
ブチッン!!! と言う音が聴こえると……
2人の兵士を巨大な黒い手で吹き飛ばしていた。
「…………紅姫に、何をしている…………。」
兵士達が血を吐き倒れ込むと、僕は紅姫の元へと駆け寄って回復魔法をかけた。
「……何してんの。あんた助けに来て何て頼んで無いわよ!!!」
「うん。
だから、勝手に助けに来た!!!」
「見捨ててくれれば良かったのに……
こんな事をして、タダじゃ済まないわよ。」
「自分の奥さんを見捨てるよりは、マシだよ。」
「奥さん……?」
「うん。
君と僕はツガイになったから族長である君の旦那の僕に鬼人族も力を貸してくれている。
だから、早くここから脱出しよう!」
「ちょっと、待って! 誰と誰がツガイになったの!?」
「君と僕!
そうしないと力を貸して貰えなかったから、仕方なかったんだ。
そんな事は、良いから早く脱出しよう!」
「待って! 待って!
ちゃんと説明してよ!!!」
「帰ったら……ちゃんと説明するから。
今は、ああ……もう良い!!! かついで行く!」
そう言うと僕は紅姫に念の為、お面を被せるとお姫様抱っこで、その場から脱出をした。
紅姫を抱き抱えながら……
脱出した僕は、皆んなにメッセージを送った。
「紅姫は無事! 救出した。
頃合いを見て皆んなも撤退してくれ!」
そう言うと、僕は黒霧を使い!
真っ黒な雲を呼び出すと……黒い分身体に命令をする。
「あの強力な防御結界を逆手に取ってやる。
雷魔法発動!!!
僕の魔力を使い……数日間、落雷を落として続けてやる。
自分達が作った結界の檻に、閉じ込められろ!!!」
そうして、僕達は紅姫の故郷へと無事に戻ってきた!
そして、それから色々あったが……
無事、僕と紅姫の結婚式が行われる事になった……。
「……ちょっと! 待って!!!
早すぎるから、心の準備が……」
「初めから、その様な約束だろ!
それに……お前の言う後からと言うのは、よく分からん。
どうせ! ツガイになるんだ。
早いも遅いもないであろう!」
「確かに、理屈はそうなのですが……
色々と……」
そう話している僕達の会話に、割って入ってきたのは……サスケとアクアであった。
『サスケ……アクア……助けてくれ!!!』
「ちょっと、待って下さい!!!」
「はい。
待って下さい!!!」
そうだ! そうだ!
いけー!! 言ってやれ!!
サスケ、アクアーーー!!!
「紅姫だけが結婚とは、ズルイです!!!」
「私達の結婚式も一緒に行って下さい!!!」
「ああ……そのくらいなら問題ない。
じゃー! お前達も紅姫と一緒に準備に移ってくれ!!!」
「良いんですか! やったーーー!!!」
「行きましょう。 アクア!!!」
ちょっと、待ってよ……。
誰も止めないの!?
「お前も、そろそろ覚悟を決めろ!!!」
そう言われて、僕は諦めて結婚式を取り行った。
鬼人族の結婚式は、1週間続き……
晴れて、僕と紅姫、アクア、サスケは夫婦となった。
そして、1週間続いた結婚式が終わると鬼人族の里は
何者かに襲撃を受けた後の様に、皆んな!
事切れた様に倒れていた。
そして、僕達も眠さと疲労のなか……
ステルから緊急の通信が届いた。
____________________________________
あとがき
ずっと、更新出来ず……申し訳ございませんでした。
色んな事から精神的に落ち込んでいました。
人生と言うのは、疲れます。
そして、小説を書いている意味を考えいました。
何の為に小説を書いているのだろう……
面白いと思って貰えているのだろうか?
読者の時間を無駄に消費しているのでは……書き続けて良いのだろうか?
自分の描いたストーリーをちゃんと伝えられているのだろうか……
この作品は、私が小説を書く事を辞めるか続けるかを決める為の作品でした。
そして、沢山の人に読んで頂き……
とても、嬉しくて! 自信にもなりました。
まだ、書いても良いのかも知れない。
しかし、どうすれば……
もっと、良くなるのだろ?
面白くなるのだろう…………分からない。
いろんな事が不安定で、怖くなってしまいました。
そして、こんな気持ちで書いて良いのだろうか……勿論、続きを書く事は出来ます。
しかし、書き初めの頃の気持ちではない。
今は、どうして良いか分からなくなってしまいました。
なので、今の気持ちだから書けるものを書こうと思っています。
色々な事を新たな作品を書きながら模索しようと思っています。
何かを掴んだら、また書き始めようと思っております。
新作なら今の気持ちにあった作品になるかと思い。
試してみたいと思っております。
中途半端で……
本当に、申し訳ございませんm(_ _)m
出来るだけ早く続きが書けるように、頑張らない様に頑張ります!
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