「イチブトゼンブ」

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「イチブトゼンブ」

きみの表情の微細な変化など 気づけもしないんだろう なあ ぼくが見ていたのは きみの表情のほんのイチブだったんだ 曇り空だから やけに重くて ふたりの間 駆け回る じんましん 会いたくなったら 素直に会いたいと言えばいい そんなもんじゃないな 駆け引きとか算段とか柄にもなく 考えちゃうけど そんなもんは なにもないから とにもかくにも きみを振り向かせたい ぼくのスベテをかけて きみはきれいだから この世はまったく不平等 フェアじゃないな なにもかも 劣等感が はじけそうさ 弾丸ライナー センターを抜ける ホームラン! 愛想なしの ぼくに咲いた きみの笑顔 ひまわりの約束 きみが好きだ きみが好きだ 好きだ 好きだ きみが好きだ あの時 きみが言ったこと まだ ぼくのポケットに残ってる 会えない 時間が 寂しさであふれないように 会いたい ときめきを ポケットにぎゅっと 握りしめた 会いたい  会いたい ずっときみに会いたくて この気持ちが忘れないうちに きみにどうしても伝えたくて 好きだ 好きだ 好きだ 好きだ 好きだ🍀とするに 好きだ 好きだ 大好きだ 大好きだ 何度言っても 足りないから 大好きだ 大好きだ 次に残る言葉がなくなるほど 三日月にとけている この気持ちよ ああ きみを愛している
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