⑤翻訳機能

1/3
前へ
/18ページ
次へ

⑤翻訳機能

 そして俺たちは、烈火(ブレイズ)のみんながゴブリンの群れに連れていかれたと言う、魔物どもが住み着く洞窟へとやってきた。  足を踏み込んだ途端、強烈な臭気が漂ってくる。流石、魔物どもが住み着く洞窟だ。 「うっ。この臭い、嗅ぎ続けるのしんどいな。慣れる前に吐いてしまいそうだ」 【おやご主人、大丈夫ですか? 少々顔色が悪いようですが。吐きたい時は言ってください。その時は私がおろろろろろろ】 「お前が吐くのか……」  何故か俺より先に吐き出すアイコ。こいつ、本当に俺のスキルなのか?   疑問は尽きないが、今はそれよりも烈火(ブレイズ)のみんなを助ける事に集中しよう。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加