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俺が考え込んでいると、アイコは頷きながら【あっちですね】と道を指し示し、歩き始めた。
「おい、あの翻訳で何かわかったのか?」
【え? ああはい。エキサイト翻訳になるのはご主人に見せる時だけなので。大体何言ってるのかわかってます。……私は、ね】
「お前マジでふざけんなよ」
俺は怒りを抑えながらも、先導するアイコについていく。
まだ戦闘にはなってないけど、酷く疲れた気がするのは、気のせいだろうか?
【おや、ご主人。何やら顔色が悪いようですが、何かあったんですか?】
「ああ。主にお前のせいでな……」
俺がそう言うと、アイコは何故か不思議そうに首を傾げた。
ポンコツとか、そんな次元を遥かに超えたアイコのイカれ具合に、俺は色んな意味で吐きそうになった。
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