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【──ご主人。私にいい考えがあります】
「OK。お前はしばらく黙っていてくれ」
頭を抱えている俺の肩を掴み、主張してくるアイコを冷たく突き放す。
するとアイコは【む〜】と不機嫌そうに服の裾を引っ張ってきた為、仕方なくその考えを聞いてやる事にした。
「お前、どうせまた碌でもない方法だろ」
【Exactly】
「腹立つなぁ……」
無表情なのにドヤ顔に見える。そこに若干の苛立ちを覚えつつ、アイコの「案」を聞いてみる。するとアイコは、俺の前に「AIイラスト」のアイコンを表示させてきた。
「お前、これは一日一回しか使えないって言ったろ?」
【はい。ですが、ある方法を使えば、量産する事ができます】
「量産?」
何を言っているのかわからず、耳打ちでアイコの案を聞く。……なるほど、やっぱり碌でもない。
しかし、もはやそれに頼るしかない。
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