⑥AI奥義炸裂

2/4
前へ
/18ページ
次へ
【──ご主人。私にいい考えがあります】 「OK。お前はしばらく黙っていてくれ」    頭を抱えている俺の肩を掴み、主張してくるアイコを冷たく突き放す。  するとアイコは【む〜】と不機嫌そうに服の裾を引っ張ってきた為、仕方なくその考えを聞いてやる事にした。 「お前、どうせまた碌でもない方法だろ」 【Exactly】 「腹立つなぁ……」  無表情なのにドヤ顔に見える。そこに若干の苛立ちを覚えつつ、アイコの「案」を聞いてみる。するとアイコは、俺の前に「AIイラスト」のアイコンを表示させてきた。 「お前、これは一日一回しか使えないって言ったろ?」 【はい。ですが、ある方法を使えば、量産する事ができます】 「量産?」  何を言っているのかわからず、耳打ちでアイコの案を聞く。……なるほど、やっぱり碌でもない。  しかし、もはやそれに頼るしかない。  
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加