①追放

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「タクト。お前のスキルが有用であるのは、俺たちもよくわかってる。けどな……」 「正直、不気味なのよその子……。何なのホント、目死んでるし、唐突に奇行に走るし……」 「もうこの際、その子がタクトのスキルかどうかはどうでもいいんだ。……得体がしれなさすぎて怖いし、不気味だから、抜けてくれないかな」 「頼む」と、リーダーのソルから頭を下げられ、俺はもはや何も言い返せず、彼から告げられた追放宣言を受け入れる事にし── 【追放? ご主人を? なるほど許せませんね。殺戮を開始します】 「おい、タクトぉ!!」 「何でもいいから、早くその子連れてどっか行って!!」 「あああごめん、ごめんみんな! こら、やめなさいアイコ! やめ……やめろォ!!」  ──その後、本格的に烈火(ブレイズ)の面々を殺そうとし始める暴走アンドロイドを何とか収めつつ、俺とアイコは、烈火(ブレイズ)を追放される事になった。
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