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「タクト。お前のスキルが有用であるのは、俺たちもよくわかってる。けどな……」
「正直、不気味なのよその子……。何なのホント、目死んでるし、唐突に奇行に走るし……」
「もうこの際、その子がタクトのスキルかどうかはどうでもいいんだ。……得体がしれなさすぎて怖いし、不気味だから、抜けてくれないかな」
「頼む」と、リーダーのソルから頭を下げられ、俺はもはや何も言い返せず、彼から告げられた追放宣言を受け入れる事にし──
【追放? ご主人を? なるほど許せませんね。殺戮を開始します】
「おい、タクトぉ!!」
「何でもいいから、早くその子連れてどっか行って!!」
「あああごめん、ごめんみんな! こら、やめなさいアイコ! やめ……やめろォ!!」
──その後、本格的に烈火の面々を殺そうとし始める暴走アンドロイドを何とか収めつつ、俺とアイコは、烈火を追放される事になった。
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