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それから数日後の日が赤く染まった土曜日。外の気温は30℃を超えており猛暑と呼ぶに相応しいその日「宮原早希」は沙苗が居なくなったあの日を思い出していた。
沙苗「ねぇ?早希?これからクラブ行かない?」
早希「無理だよっ!!!?私の親厳しいの知ってるでしょ!!?」
沙苗「あっはは(笑)!!!?そうだったね?」
沙苗「それはそうと…最近涼くんとはどうなの?」
早希「どうって変わんないよ!!!?涼は涼のまんまだよっ!!!?」
沙苗「かぁ~そうじゃなくて…2人の仲は進展したのか?って意味だよ!!!?」
早希「あのねぇ?沙苗?あのバカと私がそういう仲になる訳ないじゃん!!!?」
沙苗「ふーん?そうなんだ?傍目から見てたら2人お似合いなんだけどなぁ…?」沙苗はそう言うと…おちゃらけた様な顔をして…ニンマリ笑う。
それを見た宮原は少し苦笑いしながら「もうっ辞めてよねっ!!!?あんなのと私が恋人同士になるなんて考えただけでも気持ち悪いよっ!!!?」と言って不機嫌そうな顔をする
沙苗「あっははっ(笑)!!!?ごめんごめんっ!!?そんなに怒んないでっ!!?
沙苗「んじゃあ私はこれで失礼するねっ!!!?ばぁいばぁーいっ(笑)!!!?」沙苗はそう言うと…足早にその場を立ち去って行った。そしてその日の午前2時を回った頃に沙苗から届いたメッセージを最後にして連絡が取れなくなった。
送信取消された沙苗から届いた最後のLINE 。そこに何が書いてあったのか…宮原にはわからない。ただあの日…沙苗と一緒にイベントに行かなかった事をただ後悔した。
そして心に深く決意したのである…沙苗を必ず見つけ出してみせると!!??
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