311人が本棚に入れています
本棚に追加
それは…
母がぎっくり腰になったり、風邪を引いたり…
最近は親の年齢と体調が気になってきているのは事実。
それに…
"なんだか遠くに行っちゃったみたい…"
母のその言葉が頭をよぎる。
私…お母さんにそんな風に思わせてたの…?
「望愛、俺なら…お前をおばさんのそばに置いてやれる。それに、おばさんも俺のことはよく知ってるから、俺になら気兼ねなく頼ってくれると思うよ。もちろん、俺もおばさんのためにはなんでもしたい。もともと、もう一人の母親みたいな人だしな」
雅也君は笑っていた。
だけど私は上手く笑うことが出来なかった。
なんでこんな話になったんだろう…って、話の流れを必死に思い出そうとしていた。
最初は単に…昔を懐かしく思って雅也君がふざけていたんじゃなかったっけ…。
なのにいつの間にかこんな話になって…
だって、これ……
私の勘違いじゃなかったら…
"プロポーズ"みたいだよ―――――
最初のコメントを投稿しよう!