飽く時間

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飽く時間

時間はすぐに空く ファーストフード店の待合時間に 不意に時間が余る瞬間がある イライラと待っているのもありだし ギラギラと待っているのもあり だけど こんな時間に考えてみる 何かを考えてみる そして その考えをメモするため スマホを引っ張り出してメモ帳をひらいてみる 頭に浮かんでいるアレコレコレアレを ひたすらスクリーンにタップ ひたすらスクリーンにタタップ ひたすらスクリーンにタタタップ ひたすら直向きにタップする 高速早打ち 拘束早押し 指遣い疾しの如く なり成り 自分の番になるまでスマホとにらめっこ 熱中して忘れないように お店のモニターをチラチラ見ることを忘れずに 人間すぐに忘れてしまうし 突然閃いてしまう面倒な生物だから 習慣的に何かに残しておく だけど読み返す習慣には程遠いのが現状の自分自身 まだまだ甘いよ 自己の研鑽は ケレン味は 薄い塩みたい 時間はすぐに空くから ちょっとの時間に ちょこっと ちょこっと ちょっとの時間に ちょこっと ちょこっと やれることをやってみる  ・・・・僕の番号が表示された 早くご飯にありつこう そっとスマホを閉じて メニューを受け取る またの機会にまたね
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