「あのね」

十字架の窓

あなたが私の中に
窓を作った
一人きりで
こもるには
あたたかな陽だまりや
月の明かりも
必要だと

最後だから
これくらいさせて

その言葉が
この世に生まれたのは
変わる季節を
拒否したからなの？

待って
私も
一緒に行く

怖がらずに
ついて行くには
顔を上げる
勇気を
諦めずに
だっていつか
またいなくなる

掻き消された未来が幾つふりつもれば私は走り出せるの