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ひとり
たったひとり
この世で唯一
もちろん誰もが
それは孤独で
時折寂しい
逆巻く海へ
美しい賛美を
掲げる感動も
奈落のような
カルデラに
思わず祈る焦燥も
多分、今自分だけ
とても誇らしい命であると
胸をはれないなら
私のベッドで横になって
軋む窓から陽だまりを眺めて
落ちる煙草の灰が
宙に舞うのを待つから
幸せが何かを探していたのかもしれない
樹海の白百合を王冠にして
貴方の髪を飾りましょう
小さな王様
私の国で暴れて好きなだけ
一緒に行こう
![9a90f042-1e4f-4db5-a0c8-95e14836366d](https://img.estar.jp/public/user_upload/9a90f042-1e4f-4db5-a0c8-95e14836366d.jpg?width=800&format=jpg)
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