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細石刃
映らないよそこには
秘密の方法を
あなたは知ってた
いつかまた来て欲しい
林檎を齧って
器具の取れた歯で
笑うえくぼに
小指で触れたい
優しくしても
銃声は追う
雑に染めたまだらの髪が
まるでタテガミのようで
蹴っ飛ばしたアスファルトを
抉るつま先は欠けても
血が溢れても
挫けない瞳が戦火と
燃え盛る今を
忘れないで小さな花の名前みたいに微かな便りを
私は待つ
時は鳴る
消え失せる
明日を抱いて
今にも息を
吹き返す月よ
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