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コタは4歳、僕は11歳。
僕たちは年の離れた兄弟だ。
普段はくだらないゲームに付き合わされたり、宿題の邪魔をされたり、大事なプリントにいたずら書きをされたり…
弟なんて邪魔なだけだ、妹だったら違ったかなって思うこともあるんだけど、こんな風に弱って苦しんでいるところを見ると、やっぱり可哀想でどうにかしてあげたくなって、早く元気になれよって思う。
僕はママに言われた通り、コタにあまり近づかないようにリビングでテレビを独占してゲームをした。
コタにはまだ難しいRPGゲームの続き…邪魔されないで思いっきりやれるぞと思ったら「コタが起きるから、音小さくして！…それよりも、宿題あるんでしょ？終わらせちゃいなさい！」とまたママがガミガミとうるさいことを言う。
「ハイハイ…」
僕は気だるく返事をした。
ママは「返事は一回」と、眉間に皺を寄せて僕を睨む。
ちぇ、なんだよ…
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