2章

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――――とりあえずは気まずくならなくて良かったな。 ――――しかし、これはこれで失恋したようなかんじがするな。なんか、笑える。 「もう言いませんから大丈夫ですよ」  そう言いながら優しい笑みを七瀬に向ける一臣。 ――――そっか、これだわ。この笑顔がにてるんだ。  そんな事を思いながら七瀬が上目遣いがちになり話す。 「本当ですかぁ」 「本当です」  左手で頬杖をしながら答える一臣。 「それなら良かったですぅ。じゃあ、昨日のは二人の秘密ですねぇ」  何時もの感じに戻る七瀬。愛らしい笑みを浮かべて話を続ける。 「はい、二人の秘密という事で」 「そういう事ですぅ」 「あははっ」 「うふふふっ」  笑みを零す2人。  その後2人はたわいない話で盛り上がり和やかに過ごした後解散し帰路についていた。
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