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「心配かけたみたいで。お気遣い本当にありがとうございます」
「そんなぁ、お礼言われる様な事してませんよぉ」
「いいえ、相談ものって貰いましたし今だって気にかけてくれてましたし」
「そういわれると照れちゃいますねぇ」
七瀬はそう言うと顔を赤らめ、それを冷やすように手で煽いで見せる。
「本当にありがとうございます」
そう言うと頭を下げる一臣。
「いえいえ、どういたしましてですぅ。ところで麗奈さんとは何時逢うんですかぁ」
七瀬が悪戯気な表情を見せ訊ねる。
「麗奈とですか」
「はいぃ」
興味深々と言った様子の七瀬。
「一応今週の土曜日に逢う予定です」
「そうなんですかぁ。土曜日にぃ」
「はい。土曜日です」
「素敵な一日になるといいですねぇ」
「ありがとうございます」
一臣がそう言うと、七瀬は話すことを止め仕事に戻り、一臣も七瀬に続き仕事に戻って行った。この後特別な事は無く、この日は過ぎて行った。
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